未だ原因はわからないのでしょうか?




『9.賠償責任審査会とは?』の中で、

この日本には、医療事故が起こっても、

その事故の原因究明をしてくれる公的機関は無いとお伝えしました。





ですから私達は示談書の中に、事故を起こした病院に対して、

『本件のような悲惨な医療事故が再び発生しないよう、

適切な再発防止策を講じることを確約する事、

本件医療事故の発生原因及び再発防止策につき

説明するとともに、再発防止のため、日本医師会に対し、

その所属の医療機関や医師への注意喚起・啓発を行うよう働きかける事』

という文言を入れていることもお伝えしました。





事故を起こした産科医院の院長は、

示談成立翌日の2010年12月4日付けで、

日本医師会に対して、私達の示談書のコピーと共に、

「今後再発防止のため、カンガルーケア施行に際し

注意喚起・啓発を行うように所属医療機関、

医師に働きかけていただきますようよろしくお願いいたします。」

と書かれた文書を提出しています。

そして12月9日、長崎県医師会から

日本医師会に文書を提出したと報告書を頂いています。





ですが、その後何の連絡もありません。





賠償責任審査会から「有責」との

結果が出たのは、2010年6月のことです。

『周産期医学』に新生児科医師の論文が

掲載されたのは、12月のことですから、

それ以前に論文は関係医療従事者の方々の

目に留まっているはずだと思われます。

この論文は医科大学の医師のものですから、

日本医師会も認めてくださるのでしょう?





2010年12月12日、更なる事故は起きました。





未だ、赤ちゃんの呼吸がなぜ止まったのか、わからないのでしょうか?

それとも日本医師会は原因究明する気はさらさらないのでしょうか?





未だ、カンガルーケアに対して

全国の産科医に何の通達も無いそうです。

日本医師会はカンガルーケア中の赤ちゃんの呼吸停止を

未然に防ごうという気はないのでしょうか?





長崎県医師会から日本医師会に

文書を提出したと報告書を頂いた時、

「なお、長崎県医師会としても関係役員に配布し、

検討していくことを申し添えます。」

と添え書きがありました。





何の手立ても取らない長崎県医師会も

日本医師会と同じ見解ということでしょうか?





みなさん、どう思われますか?





私達の事故が新聞やテレビ、インターネットで報道されてから、

さまざまな意見を耳にしました。





「高齢出産なんだから、大学病院などの

大きな病院を選べばよかったのに」という意見もありましたが





それは、とんでもないことです!!

同じ病院内のNICUに子どもが運ばれていたら、

子どもがお世話になっている以上、

私達は言いたいことも言えなかったことでしょう。

大きな病院では「同じ病院内にNICUがあったから

赤ちゃんが助かったのでしょう!」と言われたり、

「子どもが人質状態で、事故を起こした

医師や助産師に何も言えない」という実態があるようです。





私達より以前に事故に遭われた方の中には、

大学病院で出産された方々がおられます。

大学病院側が今回事故を起こした産科医院のように

日本医師会に対して事故報告を

行っているのかどうかは定かではありませんが、

仮に報告されていたとしても、

何の手立ても取られていないから

被害が拡大したのではないでしょうか?

少なくとも一般社会には公表されていませんから、

一般人の私達がカンガルーケアの危険性を知る由もありません。





「高齢出産が原因じゃないか」という意見

一般人ならともかく、

医療従事者の方々が言う言葉とは信じられません。

2008年10月 第49回 日本母性衛生学会総会 学術集会抄録集 vol.9 No.3 に

公立病院 周産期病棟で、

20歳代前半の母親の赤ちゃんがカンガルーケア中に呼吸停止事故が掲載されています。

参照;カンガルーケア中の児の呼吸停止事例





「なぜ赤ちゃんの呼吸が止まったのか!」にも前述していますが、

カンガルーケア中、それ以後に赤ちゃんの呼吸停止の事故は、

全て、元気に生まれた正常成熟新生児です。

医師から赤ちゃんは「何の問題もない」と診断を受けています。

高齢出産のリスクをカンガルーケア中の事故の要因に掲げるのは、

医師の責任転嫁としか思えません。







「出産に危険はつきもの、赤ちゃん自身に

危険因子があったのでは?」という意見

これまでカンガルーケア中、

それ以後に被害に遭った方々は、

「原因がわからない」から、医師から

「乳幼児突然死症候群の疑い」と診断されているそうです。

厚生労働省は、医師が安易に

「乳幼児突然死症候群(SIDS)」と診断することを防ぐため、

“SIDSと診断するには、必ず解剖をして

他の死因が無いことを確認すること”

を義務づけたガイドラインを2005年4月に

公表しているそうですが、守られていないようですね。

乳幼児の突然死症候群







あげく、「事故は野原で赤ちゃんを産んだのと

同じことが起きているだけ」という医師の意見

母乳育児を推奨してきた

医師、助産師の方々の責任逃れとしか思えません。





このような医師や助産師の失態を放っておいてよいのですか?

それとも一部の医師や助産師がしたことで、

日本医師会には責任は無いとお考えでしょうか?

あるいは賠償責任審査会で賠償責任は果たすのだから、

医療事故の原因究明の責任は無いとお考えなのでしょうか?

はたまた、刑事告訴されない限り、

事故の原因究明はしないということでしょうか?





もしや、母乳育児推進は厚生労働省が奨めている事だから、

責任は厚生労働省にあるとして、

日本医師会は何もしないおつもりでしょうか?