なぜ久保田医師の学説は認められないのでしょうか?
2009年12月14日 私の退院の日、師長が経過報告をしている時に初めて
カンガルーケアという言葉を聞いて、
夫はその日の夜に「カンガルーケア」でインターネット検索し、
直ぐに久保田医師のHPにたどり着きました。
久保田医師は出生直後の赤ちゃんの管理において、
カンガルーケアや完全母乳の危険性を10年以上も前から学会などで発表されています。
1998年6月 新生児早期の体温管理が、その後の適応現象(体重増加)に及ぼす影響について
第34回日本新生児学会
2001年9月 完全母乳栄養の抱える問題点、 第16回日本母乳哺育学会(東京)
2002年2月 SIDSの原因は放熱障害か? 第8回 SIDS学会
2003年 日本小児麻酔学会誌(教育講演) Vol.9 Number1 2003
7月 乳幼児突然死症候群は着せ過ぎ(放熱障害)が原因
提言:新SIDS予防7カ条 第39回日本新生児学会
2005年 環境温度が赤ちゃんの体温調節機構に及ぼす影響について(教育講演)
2006年 ―赤ちゃんを発達障害・SIDSから守るために―臨床体温 23巻1号 2005
2008年8月 生後30分以内のカンガルーケアの問題点(特別講演)、第21回鹿児島県母性衛生学会
2009年9月 日本の分娩室は新生児にとって“寒すぎる”、第24回日本母乳哺育学会(東京)
こんなにも発表されているのに、認められないのはなぜなのでしょうか?
実際に事故は起きているのに
日本の医療界では、一介の開業医の意見は取り上げてもらえないようです。
その意見が正しいかどうかさえ、検証してもらえないのですね?
2007年2月6日には、衆議院第2会館で厚生労働委員会の複数の委員と面談され、
完全母乳の問題点、乳幼児突然死症候群(SIDS)の原因と予防策などについても報告されています。
その後、厚労省にも意見書を送っておられますが、何の返事も返って来ないそうです。
また久保田医師のところには久保田産婦人科医院のHPをご覧になって、
完全母乳やカンガルーケアによる被害、乳幼児突然死症候群と診断された家族からの相談などを
寄せてこられた方が何人もいらっしゃるそうです。
2009年には、当時、大臣だった原口衆議院議員にも文書を送られ、
5月、議員は自ら久保田医師をお訪ねになって、面談され、ご自身のブログの中で
「カンガルーケアの落とし穴?」と題して意見を述べておられます。
JC-NET記事引用
そして、2009年12月、久保田医師は私達からのメールでさらなる事故を知ることになるのです。
「それは明らかに医療事故です。泣き寝入りせず、一緒に戦いましょう」
と言ってくださいました。
久保田医師は以前から報道関係の方々にカンガルーケア・完全母乳の危険性の事をお話されていたので、
私達は早速、取材を受けることとなりました。
新聞やテレビで報道されてもまだなお
厚労省はカンガルーケアとの因果関係は明らかになっていないという医師会の言葉を鵜呑みにし、
何の手立ても取ろうとしません。
厚労省所管の財団法人「こども未来財団」は2009年3月に
原因不明のチアノーゼ(酸素欠乏症)や体勢が崩れての気道閉塞(へいそく)などの事故事例が
「相当数ある」とする報告書を提出しているにもかかわらず、です。
2010年6月 久保田医師も、私達も、民主党の福田えりこ衆議院議員へ事故報告をして、
なんとか改善していただけるように陳情しましたが、
「厚労省の見解では、産まれてすぐの赤ちゃんは非常に不安定で、
カンガルーケア中でなくても急変する事例は多く報告されており、
また、事故とカンガルーケアの因果関係の裏付けも難しく、
カンガルーケアに特化して注意喚起を行うことは難しいとのことでした。」
という呆れた返答でした。
8月 公明党の秋野公造参議院議員、みんなの党の川田龍平衆議院議員にも陳情し、
お二人からは前向きな回答をいただいておりますが、未だ進展はありません。
同じ8月、衆議院議員の野田聖子さんが体外受精の末、妊娠されたというニュースが流れた時、
私は藁にもすがる思いで、HPのご意見欄に書き込みをしましたが、何の返信もありませんでした。
現在、不妊治療をおこなっている女性はたくさんいらっしゃいます。
苦しい治療の末に、やっと授かった命が、生まれた途端に命の危険にさらされる
そんな悲劇を繰り返してほしくないのです。
カンガルーケアや完全母乳を推奨する産科医、新生児科医や助産師は、
事故が起こっているにもかかわらず、
カンガルーケアとの因果関係が明らかではないと言い張り、
おそらくカンガルーケア中の呼吸停止は乳幼児突然死症候群ではないかと、
なんと原因不明の病気と説明し責任逃れをする始末・・・
赤ちゃんにモニターを装着し、医師や助産師が監視することを強化するだけで、
赤ちゃんの呼吸が止まることを未然に防ごうという気は全く無いのでしょうか?
その気持ちがあれば、
赤ちゃんの呼吸が何故止まるのだろうと原因究明しようという気になるでしょうし、
一介の開業医の意見を検証してみようという気になるでしょう?
はたまた
出生直後の低体温をはじめ、初期嘔吐、黄疸、体重減少を
今の医学が、これらを生理的体温下降、生理的初期嘔吐、生理的黄疸、生理的体重減少と定めたため、
それが間違っていると認めたくないだけだろうと、私には思えるのですが・・・。
これまでの医学を貫き通すことと、
チアノーゼや低血糖、嘔吐、重症黄疸、体重減少(栄養失調)を未然に防ぐことと、
どちらが大切なのかは明白ではないでしょうか?
たとえ間違いを認めることになろうとも
医療従事者として、人として、何を求められているのか、考えていただきたいものです。