水も飲めない分娩




「分娩は原則助産師1名で行う」そうです、皆さん、知ってましたか?





確かに助産院などでは、助産師一人で助産院を経営しているのですから、

当然といえば当然のことかもしれません。

ならば、プロとしての技術と責任を持って、分娩に携わらなければならないですよね。





しかし、事故の詳細で述べている通り、この若い助産師は

到底プロといえるレベルではないと思います。

経験不足で気転もきかないくせに、助産師としての

プライドだけが高いのではないでしょうか?





「手を清潔にしたらから触れない」なんて、

手術の際に医師が言うような言葉を真似て、

まるで、私は医師と同じ医療行為ができる助産師で偉いのだ! 

と権力を誇示しているようです。

そう言うと、私の他に本人しかいないので、私が水を飲めないのは明らかなのに、

足で水の載っているワゴンを動かすことも気付かないほど、

気転のきかない、愚かな言葉としか言いようがありません。

それとも「妊婦に水を飲ませるのは看護師の仕事であって、

助産師の仕事ではない!」とでも言うつもりでしょうか?





1月9日に助産師を問い詰めた際にも、

浩太郎の心臓マッサージを「看護師がした」と

看護師を部下と捉えているような言い方をしました。





事故の詳細には書き記せないくらい、もどかしい思いをしましたが、

もちろんその場で不平を言っている余裕などないことは皆さんおわかりだと思います。

出産が無事に終われば、皆さんも同じような経験をもたれていたとしても、

その後の育児の忙しさで、助産師の対応の不備など、

話題にすることもなかったのではないでしょうか?





同じ産科医院で知り合ったママ友は、

担当された助産師に当たり外れがあるなんて不公平だ!と言ってくれました。

確かに、別の助産師だったら、ナースコールもちゃんと目視させたかもしれませんし、

私の問いかけに対して、きちんと赤ちゃんを診て、

即座に医師に連絡してくれた可能性は非常に高いのです。





事実、このママ友の出産は同じ夜間でしたが、

カンガルーケア中、やはり助産師はその場を離れたそうですが、

しばらくしたら戻ってきて、抱き方を直してくれたそうです。

もう一人のママ友の出産も夜間でしたが、

助産師はカンガルーケア中ずっと側についていてくれたそうです。





また、私がマタニティビクスで呼吸法(これは普通の腹式呼吸法です)を

習得していたからいいようなものの、

そうでなかったら、この未熟な助産師で出産が

うまくいったかどうかは疑問だとも言ってくれました。





確かに、全ての妊婦さんがマザークラスや

妊婦の体操教室など、参加しているとは限りません。

参加したとしてもうまく出産ができるとは限らないのです。

妊婦さんの中には出産ぎりぎりまで

産科医院などにかからない人もいるとか聞いた事があります。

それはまた別の問題として、考えるべきことですが。





助産師の未熟さで、事故が起こったというのなら、

助産師は看護師のエリート職というのなら、

助産師は医師と同じ医療行為ができるというのなら、





管理責任者の医師に全責任を負わせて、責任を逃れるのではなく、

未熟なままで、たった一人で現場に携わらせるのを止めてください。

1人前になるまでは、ベテラン助産師が側に付くとか、

ある程度の件数をこなすまでは一人で対応させないとか、

何か対策をとってもらえませんか?

何よりも大事な人の命を守るために。





そんな予算など行政に頼んでも付くわけがない、などと言い訳をしないでください。

事故が起こっていることを自ら明らかにして、働きかけない限りは何も変わりません。