示談成立までの歩み その11 「調印」




2010年11月22日 月曜日

弁護士さんから、先週、相手側の弁護士に電話で確認したところ、

「示談書の内容について概ね承諾する」

との返答をもらったと連絡が入り、

私達は喜び勇んで、

11月29日、弁護士事務所に打ち合わせに行きました。





ですが、まだ、いつ示談書に調印するのか、

「説明会」と共にするのか、決まっていないらしく、

浩太郎の誕生日前に示談は成立しないのかと落胆しました。





私は、示談書の調印は、

こちらと相手の全ての者が揃い、行うものと思っていましたので、

その場所については、

「やはりこちら側の弁護士事務所にしてください」と申し出ました。





実は、10月中旬、浩太郎の面会に市民病院に行った時、

廊下で、どこかで見たような、ジュラルミンケースの箱を持った、

白衣を着た人が向こうから来られて、思わず会釈をしました。





すれ違った後、あっ、と、

事故を起こした産科医院の院長だったと気付きました。





私はぶるぶると体が震えだし、

4階のNICUの病棟まで行くのがやっとで、

着くと、NICUの入り口のベンチに座り込み、

泣きじゃくってしまったのです。

どうにも自分を抑えることはできませんでした。





看護師さんが心配して声をかけてくれて、

当時、浩太郎の主治医だった女医先生も、

事情を察して、抱きしめてくれました。





そんなことがあったものですから、 示談書の調印の際に、医師や助産師と顔を合わせたら、

自分がどうなるか、とても不安だったのです。





すると、「調印は顔を合わせなくてもできます。」と言われました。

示談書は私達と相手側と合計2枚作成し、

相手方が調印したものにこちらが調印をすれば、

過失や責任の内容などについては「示談成立」ということになるそうです。





私達は拍子抜けしましたが、

ならば、浩太郎の誕生日前には調印できる!と歓喜し、

弁護士さんに急いでくださるようにお願いして、

12月2日、弁護士事務所に相手側が調印した示談書を受け取りに行き、

自宅で調印を済ませ、

12月3日、また弁護士事務所にその示談書を持って行き、

示談成立となりました。