低血糖はなぜ危険か


脳性麻痺の原因として



新生児仮死(低酸素血症)、重症黄疸(高ビリルビン血症)、低血糖が一般にも知られているが、

最も警戒すべきは低血糖である。





その訳は、新生児仮死・重症黄疸は異常所見が肉眼的に外から見えるために

早期診断・早期治療が可能である。





しかし、低血糖は血糖検査をしない限り診断がつかないために、

生後数時間の低血糖が見逃されている可能性がある。





分娩時の低酸素血症、重症黄疸に対しての診断・治療は確立されたが、

正常成熟新生児に対して血糖検査をする産科施設はほとんど無い。





そのため低血糖が発達障害の原因であったとしても、

血糖検査が行なわれていないために原因不明の発達障害として診断・分類されていると考えられる。





出生直後の低血糖が危険な理由は、低血糖の診断が遅れ低血糖状態が続いた場合に、

脳に回復不能な障害を遺す危険性があるからである。





低血糖が脳の発育に悪い事が分かっているにもかかわらず、

出生直後の低血糖に対する予防策は全く進んでいない。







その理由は、低血糖による発達障害は生後2〜3年経たないと異常に気づかないためと考えられる。





(久保田産科医HPより引用)