授乳ケアで障害防ぎたい
患者・家族の会が発足
2011年11月27日 読売新聞
出生直後の母乳育児が原因で、子どもに障害が残ったなどと主張する
「患者・家族の会」が福岡市で発足した26日、
参加した親たちは「これから生まれてくる子どもを1人でも救いたい」と、
再発防止の啓発や情報交換などを行うことを話し合った。
会合には福岡、長崎、宮崎、愛媛、大阪、神奈川の6府県から6家族が参加。
新生児のケアを研究している久保田産婦人科麻酔科医院(福岡市)の
久保田史郎院長がカンガルーケアなどの危険性を指摘、
「出産直後の母子同室はやめるべきだ」などと語った。
6家族の事例報告もあり、カンガルーケアで男児が低酸素脳症に陥り、
出生から1年2か月後に亡くなったという長崎市の夫婦は
「憤りは今も変わらないが、声を上げていくことが私たちの仕事と思う」などと話した。
小林市の女児(2)の母親(35)は2009年8月、
県西部の病院で里帰り出産した際、女児が心肺停止となり、
低酸素性脳症による意識不明になったことを紹介。
病院を相手取り、約2億3000万円の損害賠償を求める訴えを
宮崎地裁に起こしている。
「母乳育児を否定するわけではないが、安全にできないならやめてほしい」と言う。
代表に選ばれたこの母親は
「こういう悲しいことを少しでも減らしていきたい」と決意を語った。
授乳ケアで障害防ぎたい