出産直後の母乳育児で障害、両親が病院機構提訴
2011年11月26日20時19分 読売新聞
長女(9か月)に重い脳障害が残ったのは、
出産直後に病院が母乳育児を指示した上、
経過観察を怠ったためだとして、神奈川県の両親らが26日、
九州医療センター(福岡市)を運営する
独立行政法人・国立病院機構(東京都)を相手取り、
約2億3000万円の損害賠償を求める訴訟を福岡地裁に起こした。
訴状によると、女児の母親(40)は2月14日、
里帰り先の同病院で出産。
病院側は授乳を指示したが、母乳が十分に出ず、女児は一時心肺停止。
その後、呼吸は戻ったが、低酸素性脳症により
意識不明の寝たきり状態になった。
母親らは、病院側が母乳が出にくい母親に新生児を預けたままにし、
経過観察を十分行わなかったため、低血糖、低体温症に陥り、
障害が残ったと主張している。
同病院は、出産直後の母乳育児や新生児を母親の素肌の胸に抱かせる
「カンガルーケア」を推奨しているが、
2009年にもほぼ同様の事故があり、両親から訴訟を起こされている。
同病院側は「容体急変の原因は判明していない。病院に責任はない」と反論している。
出産直後の母乳育児で障害、両親が病院機構提訴