事故の詳細 そして母の思い その4 事故後1 退院まで
12月10日 朝 病室にて
院長、師長、共に来室し、「申し訳ない」と言いました。
師長は「ナースコールの目視のことなどみんなに伝えた」と言いました。
この時は、院長は担当助産師に聴取し、きちんとスタッフに説明し,
医院全体で申し訳ないと思っているのだと思っていたのですが。
院長 「市民病院の先生から、両親共に来てくれと電話があった。
お母さんはどうされますか? 体調も心配なので・・・」
そう言われて、夫は私を気遣い、夫一人で市民病院へ向かいました。
市民病院の先生から 「そういう状態ではない、両親共に来てくれ」と言われ,トンボ帰り
院長は医師として子の状態を知っているにもかかわらず、医師とは到底思えない言動です。
小さな小さな口から挿管され人工呼吸器をつけられている様子
収縮して細く細くなった血管に針を刺され点滴を挿入されている様子の一部始終を
NICUの中で見ていたというのに。
午後 二人で市民病院へ行きました。私は車椅子だったので師長が付き添ってくれたように思います。
呼吸が止まっていたと聞いた私は、私の胸で鼻がふさがって息ができなかったのではないのかと自分を責めていると、
市民病院の医師から
「生まれたばかりの子はうまく呼吸ができないのは当然のことで・・・、尿が出てくれれば・・・」 と言われました。
当然のことを院長も助産師も知らないのだろうか!と憤りを感じました。
12月11日 朝 朝食後 二人で市民病院に行きました。
市民病院の医師から 「出ないとは思うけど、おっぱいを搾って持ってきてくれ」と言われました。
午後 病室にて 看護師の介助で搾乳しました。
来たのは事故当時の看護師で、その人に来てほしくはありませんでした。
痛いのを我慢して必死に搾るのですが、にじむ程度で、注射器に吸い取れる位の水滴になるまで待つと、
それが乾いてしまって吸えなくなったのです。
看護師はなんとそれを
「皮だったみたい」
と言いました。
そんなわけはない!と反論したしたかったけれど、それよりもおっぱいを搾ることの方が私には大事でした。
なんとか吸える程度に一生懸命搾って、ほんの1滴を注射器にとって持って行きましたが、
市民病院の看護師に固まっていると言われ、私はその場に崩れ落ちそうでした。
すると、医師が 「希釈してあげて」と言ってくれて、
わずかなその一滴を看護師が、こうたろうの口につけてくれました。
やはり、それは皮ではなかったのです。
にじんだおっぱいが長い間空気に晒され乾いて固まってしまっていたのです。
看護師がそういうことを知っていれば、皮などとは言えないはずでしょうし、
なんと無神経で、冷たい言葉でしょうか!
10日午後より 来室する看護師が替わる度(退院の日まで)
「お子さんどうですか〜」と無神経な言葉を浴びせられました。
院長は子の状態を皆に伝えているとは思えませんでした。
夕食後 私が泣いていると、来室した看護師から
「市民病院の先生から何か言われたんですか〜?」と言いました。
私は子の状態を知らないのだろうか!と歯がゆくなって、「知らないんですか?」と言い返しました。
すると
「知ってますよ」と、そして「この病院に居るの辛いですか?」と言うのです!
そんなの当たり前じゃないですか!
じゃあ、どうしろと言うのでしょう?
一時足りとも居たくないのに、今さら産後のケアだけ別の病院で診てもらうことなんてできるわけがなく、
どうすることもできず、我慢して耐えている気持ちがわからないのでしょうか?
院長や師長が、医院側のミスでの出来事、子の状態をきちんとスタッフ全員に伝えていれば、
このような対応はないと思います。
もしも知っていての言動であれば、患者の気持ちになって考えられない最低の看護だと思います。
12月12日 朝 事故当時の助産師が平然と搾乳しに来室しました。
この助産師までも「お子さんどうですか〜」と言うのです。
なぜ来れるのか!
なぜ笑っていられるのか!
なぜそう聞けるのか!
自分が診たんだろうが!
呼吸が止まっていたのを知っているだろうが!
すごく嫌でした。出て行けと怒鳴りたかった。
でも我慢して母乳を搾るしか私に道はなかったのです。
12月14日 退院の日
この日までに話し合いの場を持ってくれと夫から院長に申し出ていました。
病室に院長、師長が来室しました。
・院長、師長 共に「申し訳ない」と言いました。夜勤体制で実際には誰もいなかったと。
しかし何が起こったのか、一切の説明はありませんでした。
院長は終始黙って、申し訳ないばかり、自ら説明することはありませんでした。
・師長が経過報告をしている時、
「カンガルーケア」
と言いました。
私は初めて聞く言葉で、即座に
「カンガルーケアって何ですか?」と聞き返しました。
私達はこの時初めてカンガルーケアという言葉を耳にしたのです。
・夫は「この事故のことは公表します」と言いました。院長はうなずきました。
また「誠意を見せてくれ、謝罪をしてくれ、それ次第では裁判もありえる」とも言いました。
・師長は「何が謝罪なのかと考えている、この事を踏まえて、同じ過ちを繰り返さないこと・・・」 と言いました。
ですが
家に謝罪に来たことはありません。
一度、院長から私の体調について電話があっただけです。