質問主意書


第177回国会(常会)質問第五七号


カンガルーケアの実施に関する質問主意書


右の質問主意書を国会法第七十四条によって提出する。



平成二十三年二月十日

秋 野 公 造

参議院議長 西 岡 武 夫 殿






カンガルーケアは母親が出産直後に胸元で一定時間抱くもので、

海外では保育器不足の対策として始まったと言われており、

我が国では、母子関係の向上や母乳育児の推進を目的として、

普及してきたと言われている。



しかし、カンガルーケアについては、新生児の呼吸が停止したなどの

報道も見られるところ、日本産婦人科医会長崎県支部においては

実施上の注意点をまとめたと聞いており、また、厚生労働省の

第四回「授乳・離乳の支援ガイド(仮称)」策定に関する研究会においても、

複数の委員より安全性について懸念する意見が表明されている。



一方、平成二十年度こども未来財団調査研究事業

「妊娠・出産の安全性と快適性確保に関する調査研究」報告書においては、

「カンガルーケアを行うことで原因不明のチアノーゼや気道閉塞などが相当数

発症していることは事実であり、それを医療スタッフが気付くことで

死亡事例に至らずにすんでいると捉えることもできる。

これらの事例とカンガルーケアとの関連性も明らかにする必要がある。」

との記載もある。



そこで、カンガルーケアを安全に行うためには、

同報告書のとおり事例検討を行うとともに、現時点においては

事前の説明を行うことやカンガルーケア中の新生児に対するモニタリング体制等に

ついて注意喚起を行う等の何らかの安全対策が必要ではないか。

政府の見解如何。



右質問する。



参議院ホームページより引用