カンガルーケア訴訟 原告勝訴
NNNニュース 2014/3/25 18:26 福岡放送
病院側が十分な体調管理をせず、生まれて間もない赤ちゃんに
重い障害が残ったとして母親などが病院に損害賠償を求めている裁判で、
福岡地方裁判所は25日、
病院側に1億3000万円あまりの支払いを命じる判決を言い渡しました。
この裁判は2009年11月、福岡県内の30歳代の女性が
福岡市中央区の九州医療センターで二女を出産した直後、
助産師が赤ちゃんを女性の胸の上に置いたままにしたことで
体温や栄養の管理が十分に行われず、二女が植物状態になったとして
約2億3000万円の損害賠償を求めているものです。
これまでの裁判で原告の女性は
「帝王切開後の痛みなどで赤ちゃんを観察することは不可能だった」と主張、
これに対し病院側は
「異常があればナースコールをするよう母親に伝えていた。
スタッフが四六時中、観察すべき注意義務はない」などと反論していました。
平田豊裁判長は判決で、
「病院は原告がナースコールをするまでの約1時間20分の間、
経過観察を怠った」と指摘、病院に1億3000万円あまりの支払いを命じました。
九州医療センターは
「産科医療の現場に不可能を強いている不当な判決」
として直ちに控訴するとしています。